36歳の新人ライダー誕生。

久保ブログ

バイクを買いました。
いや、正確に言うと、そもそもバイクの免許を取りました。
36歳という、人生の中盤戦に差し掛かろうかという年齢での挑戦。
ピカピカの18歳の若者たちに紛れ、教習所のゼッケンをつけてバイクに跨る日々は、なかなかにエキサイティングなものでした。

ちなみに、妻も一緒に教習所に申し込みました。笑
通学のタイミングこそ別々でしたが、
「一本橋が落ちる」
「クランクが憎い」
といった悩みを共有できたことで、夫婦の会話が格段に増えるという嬉しい副産物もありました。
夫婦円満の秘訣は、共通の壁(教官)に立ち向かうことなのかもしれません。

18歳との残酷なコントラストと、「教えられる側」になる効能
普段、私は会社の代表という立場上、人に物事を「教える」ことのほうが多い日常を送っています。
職業柄、どうしてもそういう性質になりがちです。
だからこそ、誰かから一から手取り足取り教わるという経験は、非常に新鮮でした。

しかし同時に、教習所では残酷な現実にも直面しました。
同じ説明を聞いているはずなのに、10代の若者たちと私とでは、飲み込みのスピードが絶望的に違うのです。
彼らのフレッシュな脳と体はスポンジのように技術を吸収していくのに対し、私の体は悲しいほどに言うことを聞きません。
久々に味わう「自分の出来の悪さ」と「老化の自覚」。

しかし、これが実に良い経験でした。
自分ができない人間になること、つまり「無知の知」に立ち返り、プライドを捨てて教えを乞うこと。
たまにはこういう経験をしておかないと、人間はすぐに傲慢になってしまうと痛感しました。

結果として、身体的にも脳科学的にも全く新しい回路を使ったことで、脳が劇的にリフレッシュし、なんだか若返ったような気さえしています。
新しい体験によるアンラーニング(学習棄却)は、最高のアンチエイジングですね。

運命の出会い、そして納車日の恐怖
そんなこんなで1月初旬に無事免許を取得したものの、「さて、何に乗るか?」と散々悩みました。
そして熟考の末、相棒に選んだのがカワサキの「エリミネーター」です。

待ちに待った納車日は、つい先日の3月22日。
意気揚々とバイク屋に向かったものの、よく考えたら教習所を卒業して以来、実に2ヶ月ぶりの運転です。
納車直後の帰り道は、エンストと立ちゴケの恐怖に怯え、マジでハラハラドキドキの極みでした。
公道の風を感じる余裕など一切なく、全身ガチガチの状態でなんとか生還しました。

なぜ私はバイクに乗るのか?(※独自のパラダイムシフト)
さて、なぜ私がこの便利な現代において、わざわざ雨風に晒されるバイクに乗るのか。
これには確固たる理由があります。

個人的な予測ですが、今後、人類の移動手段は「馬」に戻っていくと確信しているからです。

現代の車はあまりにも便利になりすぎました。自動運転が普及すれば、人はただ運ばれるだけの荷物になります。
その反動として、人間は必ず「生き物と対話しながら移動する喜び」を求めるようになり、最終的に4足歩行の馬に回帰するはずなのです。
(この壮大な理論の詳細は、ぜひお酒を飲んだ時にでも聞いてください)

つまり、私がバイクを買ったのは、馬社会への移行に向けた前段階のトレーニングに他なりません。

数あるバイクの中からエリミネーターを選んだ理由も、フォルムがちょっと馬っぽかったからです。
知らんけど。

冗談はさておき、これからどんどん暖かくなる最高の季節です。
仕事の移動にも、プライベートの息抜きにも、この鉄の馬を乗り回したいと思っています。

私の周りにも二輪免許を持っている方が結構いらっしゃるようなので、ぜひぜひツーリングに行きましょう!
初心者ライダーへの優しいお声掛け、心よりお待ちしております。