チーム作りは難しい、、、
こんにちは!
KUMAの圓尾です。
今日は1月にあったサッカーのAFC U-23選手権2020を見ていて思ったことを書いていきたいと思います。
AFC U-23選手権2020とは?
そもそもこれは何?という方も多いかもしれません。
AFC U-23選手権2020とはサッカーの日本代表が戦う大会です。
ただ、普通の日本代表戦と違うのは、年齢制限があることと東京オリンピックの予選であるということです。
オリンピックの種目にサッカーがありますが、オリンピックのサッカーは誰でも出ることができるのではなく、オリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳未満の選手に限られています。
なので予選を兼ねているこの大会では23歳未満の選手が集められています。(正確にはAFC U-23選手権に東京オリンピック予選がくっついた形ですが、、、)
日本は次回東京オリンピックの開催国であるため、この予選の結果に関係なく、東京オリンピックに出場する資格を持っています。
しかし、日本代表というチームは普段別々のクラブチームでサッカーをしている選手がその時期だけ集まって一緒にプレーをするため、チームワークを高めることができる実戦形式の練習として大切な大会と位置付けられていました。(結果を知りたくないという人はこれ以降見ないでください⚠)
メンバー構成
今回の大会では残念なことに日本はグループリーグ敗退という結果に終わりました。
アジアの大会で日本がグループリーグ敗退をするのは14年ぶりらしいです。
とても残念な結果ですが、今回の敗退にはいろんな要素があったと思います。
言っても仕方のないことですが、この審判って本当に第三者なのかなと疑問に思うほど偏った判定も多々あったかと思います。
選手のモチベーションにしても、この大会に勝ち残らなくても東京オリンピックへの出場権は変わらずあるという状況で上げていくのは難しいものがあったでしょう。
そして何よりも、今大会ではメンバー構成が一番問題だったのかなと思います。
日本サッカーのレベルが向上していることから、今回のU-23の大会に出場資格のある選手のうち、かなりの選手が日本のJリーグではなく、海外のクラブチームに所属しています。
通常の日本代表戦と異なり、U-23の大会は各選手が所属するクラブチームに自分のところに所属する選手を参加させる義務のようなものはありません。(Jリーグは日本サッカー貢献のために基本的に断りません)
そのため、U-23の代表として選手を呼びたくてもクラブチームがだめだというと呼べなくなります。
私が監督であれば今大会のスタメン11人のうち、9人は海外クラブに所属する選手と入れ替えるところです。(飲み屋でおじさんがよくこういうことを言っているなぁと思っていたのに自分も言うようになってしまいました、、、)
つまり、私が勝手に思っているだけですが、今大会の日本代表は本当に集めたかった選手の半分以上集められていない中での戦いだったということになります。
この状況を見ていて会社での仕事にも通じるところがあるなぁと思いました。
必要な仕組み作り
今回のサッカー日本代表と同じように組織で仕事をする上でも案件ごとにチームを作るときに、絶対に呼びたいメンバー、優秀なエース格だけで毎回チームメンバーを集めることはできないでしょう。
ただ、メンバーが悪かったためこの案件はこんなダメな仕上がりになりました。では通らないと思います。
サッカーと決定的に違うところは、マニュアル作成、仕組み作りをすることで一定の内容の仕事であればだれがやっても変わりがないという状況にできるというところです。
イレギュラーな部分やかなりの専門性を必要とする部分については、エース格のメンバーに手伝ってもらえば、チームメンバーをすべてエース格にする必要はなくなります。
チームの全員がすべてをできる人である必要はなく、一人でもわかっている人がいればチームとして一定の成果を上げることができる仕組みを作ることが大切です。
組織の構成員全員がエース格になれるように育てていくことも大切ですが、エースがいなくても勝てるチーム作りをすることも大切だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!