売上を倍にしてみよう!目標の立て方について考えてみた。
ついこのあいだ新年が明けたと思ったら、1月ももう終わろうとしています。
1月というのは一年の中でもとりわけモチベーションが高い時期です。
勢いあまって高い目標を立ててしまいがちです。
みなさんは如何でしょうか?
事業をされている方であれば、心新たに売上目標を立て直した人も多いのではないかと思います。
売上1億円を達成する!
売上を3倍にする!
高い目標を立てることは悪いとこではありませんが、
夢みたいな目標であれば、しばらくして達成できないことがわかり、逆にモチベーションが下がってしまいます。
ここで、
“夢みたいな目標”になってしまう要因は、目標の「高さ」に原因があるわけではないように思います。
根本的な原因は、目標を達成する具体的な道筋が立っていないことにあります。
そこで今回は、目標の立て方を考えるため、
「売上を2倍にする」
という目標を実際に立ててみたいと思います。
売上2倍ってどういうこと?
売上を倍にせなアカンとなると、
集客を2倍にするんや〜
とか、
商品を高付加価値商品に一新して、単価を2倍にするんや〜
とか、
わりと極端なことを考えがちですが、これだと達成できる確率は非常に低くなります。
まずはこの目標を細分化することが必要です。
売上を細分化しよう
さて、売上を細分化するとどうなるか。
業態にもよりますが、売上は一般的に以下の数式で表せます。
『売上= 客数×購入頻度×客単価』
客単価はさらに、ひとり当たり購入数×商品単価に細分化できますので、上記の数式は以下のようになります。
『売上= 客数×購入頻度×ひとり当たり購入数×商品単価』
つまり、売上というものを4つの要素に分解できました。
戦略を立てる
売上というものを細分化できたなら、
次のステップとして、実際に売上を2倍にする戦略を立てましょう。
上述した、
集客を2倍にするんや〜
とか
商品を高付加価値商品に一新して、単価を2倍にするんや〜
などの極端なパターンは、先ほどの数式に当てはめると、
前者は、
客数(2倍)×購入頻度(現状維持)×ひとり当たり購入数(現状維持)×商品単価(現状維持)=売上2倍
後者は、
客数(現状維持)×購入頻度(現状維持)×ひとり当たり購入数(現状維持)×商品単価(2倍)=売上2倍
となります。
でも、こう考えてみてはいかがでしょうか。
客数(1.2倍)×購入頻度(1.2倍)×ひとり当たり購入数(1.2倍)×商品単価(1.2倍)×=売上2倍
数字っていうのは不思議なもんで、複数の要素をちょっとずつ上げたらすごく大きい数字になっちゃうんですね。
集客を2倍にする方法はあんまり思いつかないかもしれないですが、
2割増やすアイデアなら頑張ったら出そうな気がしますよね!
計画に落とす
戦略が決まればあとは具体的な計画に落とし込むだけです。
例えば、
もともと1,000人だったお客さんを1年間で20%増やすためには、集客数を毎月2%弱増やせばいい。
人数にすると20人。
ということは、毎日の集客数に換算すると0.1%。つまり、“1人”
そう、1日1人お客さんが増えていけばいいんです。
そのために日々できることは無限にありますよね。
これと同様のことを、単価など他の要素でもやっていけば、売上2倍計画の完成。
日々の行動で着実に目標に近づけることでしょう。
まとめ
高い目標も、それを要素分解して、きちっと計画に落とすことで一気に現実味を帯びます。
まだ1月が終わるまでもう少しあります!(別に1月にやらんといけないことはないですが)
2020年の目標、計画とセットで立ててみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。