今がベスト?!知っておきたい新年の目標の立て方
年が明け、新年の目標を掲げようと思われている方も多いのではないでしょうか。
もしくは、もうすでに目標を立てた方も多数いらっしゃると思います。
そこで本日は、今の時期にぴったりな『目標を立てる際のポイント』を3つご紹介したいと思います。
個人的な目標を立てる時はもちろん、経営者が会社の組織目標を立てる際のヒントにもなりますし、もうすでに目標を立てられた方が達成に向け行動する際にも役立つ内容になっております。
ぜひご参考にしてください。
キリの良いタイミングで始めない
冒頭で、「年始だから目標を立てよう」という話をしておいて、矛盾しているじゃないかと思われるかもしれません。
もちろん、新年に新しい目標を掲げること自体は非常に大事なのですが、私の経験上、キリの良いタイミングで始めようと思ったことは長く続きません。
理由は明確にあって、それはキリの良いタイミングというのはあなたにとって「非日常」であることがほとんどだからです。
例えば、新年というのはお正月休みです。
普段とは違い時間もあって、箱根駅伝で頑張っているランナーを見ているとなんだかモチベーションも湧いてくることでしょう。
このようなタイミングで立てた目標は高くなりがちです。背伸びしたものになってしまうのです。
このやり方では長続きしません。
普段の生活パターンに戻って仕事などが忙しくなると、気持ちにも余裕がなくなり、熱意も冷めてきて、最終的には諦めてしまいます。
後にも触れますが、目標を達成するためには、習慣化することが非常に大事です。
めちゃくちゃ頑張らないとできないようなことは習慣化できません。
というわけで、理想を言えば、新しいことを始めるのはなんでもない日=「キリが悪い日」の方が良いでしょう。
仕事が忙しくて、考えなければいけないこともたくさんあるというとき。ちょうど今頃がベストなタイミングと言えます。
たくさん作らない
目標は少ない方が良いです。
あれやこれやとたくさん作ってしまうと、優先順位がつかず、どれも中途半端になってしまう可能性が高くなります。
具体的には、「今年の目標は?」と聞かれて、すぐに答えられるくらいの個数、つまり1~3個くらいが良いでしょう。
欲を言えば、ひとつに絞った方が成果は出やすいです。
かの剣豪 宮本武蔵は、生涯に60回以上命がけの勝負をして一度も敗れなかったと言いますが、その戦術のひとつには、『戦う相手を一人に絞った』ことが挙げられます。
複数人が相手でも、狭い路地へ相手を誘導することで1対1に持ち込み、一人ひとり相手を倒していったそうです。
話は逸れましたが、対象をひとつに絞ることはすごく大事なことだと言うことです。
応用編としては、その一つの目標を達成すれば複数のことが実現できるような、凝縮した一つにできるとベストです。
例えば、
① 痩せたい
② 英語のリスニングを鍛えたい
③ 早起きをしたい
このようなことを実現したい場合、
「毎日6時に起きてウォーキングをしながら英語のラジオを聴く」
このような目標にすれば一石三鳥で叶えることができるでしょう。
数値目標を立てない
これは意外に思われるかもしれません。
もちろん、目標を達成するために数値指標は非常に大事で、会社であれば尚更です。
これはこれで正しいのですが、ただ、
人間の脳みそは数値目標を理解できないのです。
どういうことか想像しずらいと思いますので、言い換えると、
脳は、数字だけでは目標を達成した状況を具体的にイメージできないのです。
ダイエットする場合を想定しましょう。
例えば、以下の二つの目標を立てた場合、どちらの方がイメージしやすいでしょうか?
「体脂肪率10%を目指す」
「腹筋を割って、シックスパックにする」
後者の「腹筋が割れている」方がイメージしやすいですよね?
目標が頭で具体的にイメージできることで、どこに向かうのかが明確になりますし、モチベーションも続きます。
では、数値指標は全く必要ないのかというとそうではありません。
数字は目標達成のためのチェックポイントとして設けるのが良いと思います。
上記の例の場合、
まず目標である「腹筋が割れている状況」を達成できる体脂肪率を調べます。
それが仮に10%で、現状の体脂肪率が18%だった場合、半年後の夏までにこれを達成できるように、ステップを考えます。
例えばこんな感じです。
半年後→10%(8%減)
3ヶ月後→14%(4%減)
1ヶ月後→16%(2%減)
こうすれば1週間でおよそ0.5%ずつ減らせば良いことが、数字で理解できますので、あとはそのために必要なアクションを日常に組み込んで、ひたすらやるだけです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
上記のポイントをまとめると以下のようになります。
・正月休みが明け、忙しくなってきた今こそ目標を立てるベストタイミング
・目標は凝縮した絞ったひとつが理想
・達成のためのチェックポイントとして数値指標を設ける
そして最も大事なことは、目標達成のための行動を習慣化することです。
ぜひ試してみてください。
最後に、
今回ご紹介した方法は、書籍や研究結果に基づくものもありますが、どちらかというと、これまで私がトライ・アンド・エラーを繰り返して身につけた、いわば「経験による学び」の部分が多いです。
そのため、全ての人に当てはまるかどうかは分かりません。むしろこの通りの方法でうまくいく人の方が少ないと思います。
今回の記事をヒントに、みなさんご自身に合った方法を見つけてみてください。
少しでもそのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。