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どれだけ売上があれば安心??

今会社にいくら利益が生まれているのだろうか?

どのくらいの売上を維持すれば安定して成長していけるのだろうか?

そんな不安を抱えている経営者の方は多いと思います。

今日は自分の会社が今どのくらい余裕があるのかを判断する安全余裕率をご紹介します。

前回の損益分岐点のお話の兄弟のようなものなので、2つ合わせてみていきましょう。

CVP分析を始めよう!!

損益分岐点売上高

損益分岐点売上高を求めるにはまず、売上高から変動費を引きます。

ここで出てきた数値を限界利益と言います。

売上高−変動費=限界利益

(費用の固定費変動費の区分について下記ブログを参考にしてください。)

原価の種類を知りましょう!!

限界利益は、会社が獲得することのできる利益の源です。

この数値が高い会社は、残すことのできる利益が相対的に高い会社で、

この数値が低い会社は、残すことのできる利益が相対的に低い会社と言えます。

会社の営業利益の大小は、固定費をどれだけ上回る限界利益をあげられるかどうかにかかっています。

損益分岐点売上高を求める数式は下記のようになります。

損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率

例えば売上高が5,000、変動費が3,500、固定費が1,500の会社があったとします。

この会社の限界利益は売上高5,000ー変動費3,500=1,500となります。

この会社の限界利益率(限界利益÷売上高)と変動費率(変動費÷売上高)を求めると、

限界利益率は30%、変動費率は70%となり、合計100%となります。

限界利益率と変動費率の合計は常に100%となり、どちらかが高くなるとどちらかが低くなるという関係性です。

次に固定費を限界利益率で割って損益分岐点売上高を計算すると、固定費1,500÷30%=5,000となります。

安全余裕率

損益分岐点売上高を使って、今の会社の売上高がどのくらい余裕なのか(赤字から遠いのか)を図る指標が安全余裕率です。

安全余裕率は(売上高ー損益分岐点売上高)÷売上高×100(%)という計算式で求めることができます。

先ほど例にした会社の当期の売上高が7,000だったとすると、安全余裕率は(7,000ー5,000)÷7,000×100=28.5%となります。

安全余裕率は5%以下で危険水準、16~30%が目標としたい領域、50%以上になると極めて優秀であると言われています。

目標売上高

損益分岐点売上高を利用して、当期目標とする営業利益を獲得するために必要な売上高を求めることができます。

先ほどの会社で営業利益として1,800獲得したいとした際に達成しなければならない売上高は以下のように計算できます。

(固定費+目標営業利益)÷限界利益率

数値を使うと(1,500+1,800)÷30%=11,000となります。

つまりこの会社は11,000の売上高を獲得できれば目標の営業利益を達成できることとなります。

まとめ

ただ漠然と売上高を伸ばしていくだけではなく、会社が赤字にならない最低のラインを知り、

また、会社がより成長していくにはどのくらいの利益を残す必要があるのか、

その目標を達成するためにはどれだけの売上高が必要なのかを正しく把握することも経営者には大切なことではないかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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